糖質制限なんでも雑談掲示板

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江部先生の「糖質制限を騙る業者にご注意下さい」への違和感 - kosuge

2013/06/06 (Thu) 07:03:16

一般社団法人日本糖質制限医療推進協会が設立されました。

http://toushitsuseigen.or.jp/index.html

理事長は高尾病院の江部先生です。これまでの渾身の努力が実ったと喜びたいです。

ただ、このサイトの「糖質制限を騙る業者にご注意下さい」には違和感を覚えずにはおられませんでした。
http://toushitsuseigen.or.jp/request.html#attention

たしかに勝ち馬に乗るがごときの、いいかげんな低糖質とか糖質制限の食品が出てきているのであろうことは疑いえません。しかし、だからと言って、その食品が、ここで指摘されているような実際のヒトによる「血糖値検査をしていない」からという理由で「まがい物」と断じられるものでしょうか?

たとえばこの掲示板でたびたびとりあげられ、好評を持って迎えられているローソンのブランパンは? ケンタッキーのフライドチキンは? モスバーガーのパンズを野菜にしたハンバーガーは? レトルトカレーは? なにより、江部先生オススメの飲み屋の酒のアテは?

いずれもヒトによる血糖値の検査結果など(実際に行っているかどうかは別にして)、私たちに示されることはないですし、それがなくとも、私たちは業者が示す糖質量を信頼し、また自分で推測して購入し食しているのでないでしょうか?

また、「糖質制限食において、本当に大切なことは、「糖質量」そのものではなく、「血糖値に影響しないこと」です。 極端に言えば、「低糖質で血糖値が上がる食品」と、「高糖質で血糖値が上がらない食品」があれば、後者の方がはるかに重要なのです。」は、前半はその通りだと賛同しますが、後半はやはり違和感があります。私たちに、目の前の食品の成分表を見て、「低糖質で血糖値が上がる食品」と、「高糖質で血糖値が上がらない食品」の区別などできようはずもありません。

現在の日本では既得権益を守りたい医者や業者などのスクラムが、なんとしても糖質制限食の流れを食い止めたいと死に物狂いになっているのでしょうが、私には「糖質制限を騙る業者にご注意下さい」が、新手の既得権益宣言のように思えてなりませんでした。結局、江部先生お墨付きの食品、例えば糖質制限ドットコムなどの食品以外は「まがい物」であるばかりか「命にかかわる」というのならば、私たちには選択肢がないことになりませんか?

Re: 江部先生の「糖質制限を騙る業者にご注意下さい」への違和感 saty

2013/06/06 (Thu) 14:10:11

satyです。

kosugeさんのおっしゃる『実際のヒトによる「血糖値検査をしていない」からという理由で「まがい物」と断じられるものでしょうか?』という問いかけですが、私は次の様に考えます。

この文章の真意は、ヒトで「血糖値検査」をしていないから「まがい物」と言っているのではなく「低糖」や「糖質制限に最適」などと謳っていながら「実際に食べてみると、食後高血糖を引起こす」食品を「まがい物」と言っている、と思います。


『血糖値を上げるのは糖質だけである』という医学的事実さえ知っていれば「低糖質で血糖値が上がる食品」や「高糖質で血糖値が上がらない食品」があるなどとはハナから信じられません(もしあったら「糖質制限」は根底から覆されてしまいます!)。


食品成分表の「糖質(炭水化物)」欄に記された数値さえ分かれば、それを食べて血糖値が上がるのか上がらないか、は簡単に推測できます(何の記載も無ければ手を出さなければ良いだけです)。


蛇足ですが、「あらてつの糖質制限な日々」を読まれたことはありますか?「まがい物」との闘いが書かれています(私にはウソを書いているとは思えません)。
http://ktkky.blog94.fc2.com/category13-2.html

Re: 江部先生の「糖質制限を騙る業者にご注意下さい」への違和感 - kosuge

2013/06/06 (Thu) 18:34:00

satyさま

早速のご返信、ありがとうございました。簡単にご返事さしあげます。

まず、リンクされているあらてつさんの「まがい物」との戦いですが、これはあらてつさんに理があります。江部先生が支援もしていないのに支援しているように騙るのは宜しくない。
ただ、同じあらてつさんのブログには以下のようにあるのを御存知ですか?
http://ktkky.blog94.fc2.com/blog-entry-1317.html

ここには江部先生の名前を無断借用したメーカーに対してあらてつさんが問い合わせをしたやりとりが載っておりますが、「作られた方もしくは、開発の方、自ら血糖値を計っているんでしょうか?/材料の成分だけで、糖質量を載せてるだけなんでしょうか?」とあります。あらてつさんの糖質制限ドットコムでは、作ったヒトもしくは開発の方は、おそらくは何度も食し、自ら血糖値を測っておられるのでしょう。これは立派な誠意であり信頼の証です。しかし、それをせずに「客観的な数値としての糖質分析値を掲載する」(低糖工房側の回答から)のは、「無責任な回答」(あらてつさん)とは私には思えないのですよ。それを言い出したら、一杯飲み屋で出すソーセージやハム等はどうですか? から揚げは? それは選択したものの自己責任でというのならば、この掲示板で何人ものかたが薦めているローソンのパンはどうなのでしょう? パン2個で糖質6.2gという、おそらくは「客観的な数値としての糖質分析値」を私たちは信頼し、購入しているはずです。ローソンもしくはここが作らせているメーカーのヒトが食した際の血糖値を測りながら開発しているとは思えないのですし、だから「まがい物」とは言えないのではないでしょうか。今後、バッタ物がでてきたとして、私たちは、メーカーが提示する数値をまず信じて購入し、誰かが調べて「違う!」となったら買わないという行動しかないでしょう。なお、半分冗談ですが、、あらてつさんは低糖工房のパンを自ら食されて、良し悪しを判断されば良かったのにと思います。

次に移ります。satyさんは次のように書いておられます。

「『血糖値を上げるのは糖質だけである』という医学的事実さえ知っていれば「低糖質で血糖値が上がる食品」や「高糖質で血糖値が上がらない食品」があるなどとはハナから信じられません(もしあったら「糖質制限」は根底から覆されてしまいます!)。」

ここは本文の「糖質制限を騙る業者にご注意下さい」に書いてあることを私が端折って載せたために、satyさんが誤読なさったのではないでしょうか? ならば謝罪します。saty さんのは論理が一貫しており、反論などありません。わたしもそう思いますので。しかし、以下の本文をお読み下さい。

--以下引用--

●「血糖値」が問題です。
糖質制限食において、本当に大切なことは、「糖質量」そのものではなく、「血糖値に影響しないこと」です。 極端に言えば、「低糖質で血糖値が上がる食品」と、「高糖質で血糖値が上がらない食品」があれば、後者の方がはるかに重要なのです。
不義な食品業者は、糖尿人の健康など全く念頭になく、糖尿人に物を売ることに専心しております。この発想は旧弊な糖尿病医と同じです。そしてこのような業者は、商品について血糖値検査をしていない理由について、「個人差があるから計算値の方が確実だ」等という出任せを述べて、改善策を講じようとしません。
--引用終わり--

ロジックとして、「極端に言えば」と「があれば」をどう解釈するかです。もし、これを書かれた方が、satyさんのように、「低糖質で血糖値が上がる食品」も「高糖質で血糖値が上がらない食品」も、どちらもあり得ないと断言したのならば良いのですが、この書き方では、世の中にどちらも在るのだが、どちらかといえば後者が良い、と読まれても仕方がないと、私は解釈しました。そして、おそらくは(私の推測ですが)、これを書かれた方は次のパラグラフこそ最も強調したかったのでしょう。ですが、ここではアンフェアな引用(「個人差があるから計算値の方が確実だ」)が行われています。正しくは、前述したあらてつさんのブログにあるように低糖工房からの回答文では「血糖値の上昇は個人差も多々あるものであると考えられるため、客観的な数値としての糖質分析値を掲載することが妥当であると考えております。」です。決して、「計算値の方が確実だ」とは言っておりません。

Satyさんへの私の返信は以上ですが、もうひとつ蛇足すれば、インスリンはタンパク質や脂肪を摂取しても、ごく微量ですが、出るそうです。糖質に比べればほとんど問題にならない量らしいですが。これがどのように血糖値に影響するのかは私にはわかりません。





Re: 江部先生の「糖質制限を騙る業者にご注意下さい」への違和感 saty

2013/06/07 (Fri) 01:27:57

kosuge様:

私のテキトーな書き込みに対する丁寧なコメント、恐れ入ります。

さて、血糖値の検証をしていない商品は「まがい物」か?という点についてですが、私が感じたのは「低糖」を謳っておいて、食べたら血糖値が上がってしまう(商品が販売される)のは何かおかしいんじゃないの?ということです。

もし「まがい物」が販売され、それが原因で何か不都合でも起きた場合、『それ見ろ。前から糖質制限は危ないって言ってたじゃないか』などと、ネガティブキャンペーンの餌食になるのではないか、という不安を感じます。

「糖質制限」は正規軍!?+予備軍合わせて2,210万人+ダイエッターの大市場ですから、それこそ様々な業者が「それっ」とばかりに参入しているでしょう。かと言って、そういう業者に「倫理」を求めることなどできないと思います。


いずれにせよ、商品の選択権はこちら(消費者)にあるわけですから、どうすれば正しい選択ができるかを、一人ひとりが考えて行動することが重要ではないかと思います。

Re: 江部先生の「糖質制限を騙る業者にご注意下さい」への違和感 - 精神科医師A

2013/06/07 (Fri) 09:53:58

 日糖医協の方針は、「糖尿病によい」をうたい文句に販売するのなら、実際に糖尿病患者が食べてみて、血糖値に影響をおよぼさない事を確認しないといけないということです。糖尿病患者の命にかかわることだからです。現に、不当表示の食品が存在するからです

 なお、「糖尿病によい」と称しないなら、通常の成分表示で全く問題ないでしょう

Re: 江部先生の「糖質制限を騙る業者にご注意下さい」への違和感 - kosuge

2013/06/07 (Fri) 10:24:54

精神科Aさま

おっしゃっていることは全く正論です。とはいえ、「実際に糖尿病患者が食べてみて」云々を実行しているにしても、それを個々の「正しい食品」について私どもが確認する事例の提示は可能なものでしょうか? 例えば、通常はこのぐらいの血糖値の糖尿病患者の空腹時血糖値を示し、試験的にある食品を食べ、その後の血糖値を測るということを繰り返し、それを明示するというのであれば解るのですが、「正しい食品」を販売している業者さんのサイトにもそれは出ていないはずです(どこかに上げているのでしょうか?)。結局、江部先生のお墨付きがあるから、ということです。これは信頼できるにしても、もし他の業者にそれを要求するならば、自らが方法論なりを明示するほうが良いと私は感じます。

そうした啓蒙も日糖医協が行なっていただけるならば、私どもには本当にありがたい。ぜひ、ニセ商品の駆逐と正しい商品(特定の業者のだけでなく)の推奨を、しっかりしたエビデンスとともに、実施してもらいたいものです。具体的に言えば、ローソンのブランパンはどうなのでしょうね。私は糖尿人ですが、このパンを頻繁に食します。なにより安い。江部先生お墨付きの正しい食品も、お墨付きのレストランも、とても私どもが日常的に利用するのことはできません。高価なのです。これでは糖尿治療の食事療法における格差問題が顕著に成ると愚考します。

シャトレーゼでは公表しています - 精神科医師A

2013/06/07 (Fri) 23:14:07

>「正しい食品」を販売している業者さんのサイトにもそれは出ていないはずです(どこかに上げているのでしょうか?)

http://www.chateraise.co.jp/commitment/5201.php

”今回の結果は、全ての方に当てはまるとは限りません”と明記されています

Re: 江部先生の「糖質制限を騙る業者にご注意下さい」への違和感 - kosuge

2013/06/08 (Sat) 07:22:27

精神科Aさま

ご返信、ありがとうございます。

ご紹介されたお店は知りませんでした。公開されたデータは、扱っている商品の一部ではありますが、きちんと明示していることで、これらの商品については信頼性を担保しており、とても納得しました。

でも、あらてつさんのお店にはありませんね。また、あらてつさんの口吻だと、扱う全ての商品の証明が必要になりますね。ぜひ、それを見たいものです。また、これはシャトレーゼさんにかぎらず、糖質制限を謳う業者さんにはどこにも同じ条件が課せられることになりますが、現実的に可能かどうか。

また、バンドワゴンに乗りたいズルい業者は、扱う商品のごく一部では厳格な実験をやり明示化するが、それを自社が製造し扱う商品の全ての「正しさ」の証にしてサボっても良いということになります。シャトレーゼさんは違うと思いますが。

> なお、「糖尿病によい」と称しないなら、通常の成分表示で全く問題ないでしょう。

どこのお店でもそのように明示することはあり得ないでしょう。薬品ではないですから。だからこその「全ての方に云々」だと。

結局は私のような糖尿病のものも、ダイエット目的だけの方も、表示されている食品成分表示を頼りに選ぶしかないですし、これなら「全く問題ない」と自分を納得させながら購入していると思いますよ。

もどき食の問題点について - weeny

2013/08/11 (Sun) 19:37:54

健康目的でスーパー糖質制限をはじめて約2年の者です。
もどき食について発言しようと思って筆をとりました。
長文失礼致します。

スウェーデンのthe diet doctorことDr Andreas Eenfeldが、LCHFのダイエット法をまとめたページより、

http://www.dietdoctor.com/how-to-lose-weight

>3. Eat Real Food
>Another common mistake when eating a low carb diet is getting fooled by the creative marketing of special “low carb” products. Remember: An effective low carb diet for weight loss should be based on real food, like this:

「special “low carb” products」を食べる事は、LCHF的に誤りだとし、海外の3つのもどき製品を紹介しています。

色々と問題があるようです。

・アトキンス社のクッキー
http://www.dietdoctor.com/atkins-greed-and-the-fairy-tale-cookies

・既製低糖パン
http://www.dietdoctor.com/low-carb-bread-another-fairy-tale-bites-the-dust

・既製低糖パスタ
http://www.dietdoctor.com/the-dreamfields-pasta-fraud


・・・・

糖質制限とは、従来の高糖食を、もどき食品を利用して再現したものではなく、このLCHF Beginnersページ http://www.dietdoctor.com/lchf で紹介されているように、

「肉や魚の動物性蛋白質をバターやこってりしたソースで脂質を添えて食べる。野菜は低糖なものを適量で。添加物や加工食品を避け自分で料理」

というようなノリのものなのではないでしょうか。

江部先生プロデュースのブランドは、本当に血糖値が上がらない"質の高いもどき低糖製品"を作ることにコミットしているのだと思います。

でも、それなりに高価なので、結果的に一般消費者は、大手企業のもどき製品に流れる結果になり(経験ありです)、もどき製品自体はこの部分に問題を抱えているように感じます。

私もスーパー糖質制限歴約2年なので、ラカントSやステビア等の代行甘味料のありがたみは良く分ります。

特に出だしの高糖食からの切り替え時は、必須アイテムですよね。

そういう側面とは別に、もどき製品というのは、"炭水化物or糖質至上主義"を、心理的に後押ししている側面があるのではないか?といところが気になります。楽な切り替えを目指しているのはもちろんなのですが。

もし、糖質への執着が消えないなら、もどきを買うことを考える以外に、

★の2. Eat When Hungry に、
「Low carb AND low fat = starvation....(中略)....The solution is to eat more natural fat until you feel satisfied.」とあるように、

食事の脂肪率を増やすなど、生理面からのバックアップ法について発展させていく流れが盛り上がって行くと、良さそうに思います。

・・・・・・・・・・・・・・

※補足)江部先生のブログで紹介があってご存知の方も多いと思いますが、LCHFはスウェーデンで4人に1人が実践しているという糖質制限食の名称です。

(参照)Drカルピンチョのブログより
<スウェーデンでは国民の4人に1人が糖質制限を実践し始めている>
http://低糖質.com/review/cat16/41.html

Dr Andreas Eenfeldの「The Food Revolution - AHS 2011」が、聴き取りやすい英語の公演として紹介されています。

江部先生のブログより。LCHFの記事が3本あります。
<海外の糖質制限的情報> http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-category-37.html

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