糖質制限なんでも雑談掲示板
空腹時のIRI、 HOMA-RとHOMA-β - わんわん
2013/03/27 (Wed) 18:27:37
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-1684.html
空腹時のIRI(インスリン)は、基礎分泌とインスリン抵抗性の評価に用います。
<HOMA-R=空腹時血糖値(mg/dL)×空腹時インスリン値(μU/mL)/405 >
1.6以下が正常、2.5以上は抵抗性あり。
空腹時血糖値140mg以下なら信頼度高い。
☆☆☆
<HOMA-β=360×空腹時インスリン値(μU/mL)/(空腹時血糖値(mg/dL)-63)>
空腹時血糖値130mg以下なら信頼度高い。
正常値:40-60
***
HOMA-RもHOMA-βも糖尿病が進行した状態では適応がない。
耐糖能異常から軽度の糖尿病までの時期において有用な方法である。
***参考
改訂第4版「糖尿病専門医研修ガイドブック」日本糖尿病学会編(診断と治療社)2009
183ページ
Re: 空腹時のIRI、 HOMA-RとHOMA-β - わんわん
2013/04/24 (Wed) 05:36:34
質問 ありませんか?
Re: 空腹時のIRI、 HOMA-RとHOMA-β - tagashuu
2013/04/26 (Fri) 07:16:50
HOMA-R, HOMA-β,私も非常に重宝しています.
特にインスリン抵抗性をみるHOMA-Rについては,なかなか簡便な指標がなかったりするので参考になるんです.
よく「肥満=インスリン抵抗性あり」の構図が言われますが,インスリン抵抗性があるのは必ずしも肥満の人だけではありません.
また糖質制限食をきちんと行えば多くの糖尿病患者さんが薬物療法不要になりますが,それでも移行期や,なかなか実践しきれない方には薬物療法の追加を考慮する場合があります.
その時に「インスリン抵抗性改善薬」という種類の薬は,低血糖の危険を回避することができるメリットがあるので,HOMA-Rの値も参考にしつつ,時々処方しています.
逆にSU剤という種類の薬(アマリール,オイグルコン,ダオニールなど)は,24時間強制的に膵臓にムチ打ってインスリンを出させるという内容の薬で,低血糖のリスクを伴います.ちまたの糖尿病治療で最も多く処方される薬ですが,糖質制限を知った今,私はSU剤はもはや自分からは絶対処方しません.
もしも糖尿病と言われ,最初にSU剤を処方してくるドクターに出会った場合は注意してください.その医者は昔の知識だけで治療しているということになり,十中八九不勉強です.